ニコンビジョンからCOOLPIX Sシリーズ用のコンパクトデジタルカメラブラケットFSB-5が9/29に発売されました。
対応しているSシリーズはS1,S3,S5,S6,S7,S7c,S8です。
FSB-5の発売に先立って旧型になった600万画素、屈折光学系3倍ズームのスタイリッシュ&スリムが売りのNikon COOLPIX S5を入手しましたが、11月に3.0型TFT液晶モニタのCOOLPIX S6に乗り換えました。
現時点では710万画素になったCOOLPIX S8、液晶モニタを3.0型、23万画素にサイズアップした同 S7、無線通信機能を付加した同 S7cの3台がラインナップされています。
その特徴を挙げてみると・・・
[長所]
・電源OFFでも直前の設定を保持している。
→ 連写、露出補正、AF方式などの諸設定を電源オフでも記憶しています。
フルオートのデジタルカメラの多くは初心者対策として電源オフで各種設定を初期化するものが多いのです。
特筆すべきはメニューで、前回操作した項目まで記憶している点は珍しいです。
例えば、前回、露出補正でMENUから抜けていた場合、電源オンでMENUボタンを押すと、上の写真のようにカーソルが露出補正の位置に来ています。
・フリーAFを搭載
→ AF方式をフリーAFにしておくと、「OK」ボタンで位置選択に入り、99ポイントから任意の位置を指定できます。
上下はロータリーマルチセレクターの上下をクリック、左右はホイールの回転で移動させます。
よい点はAF位置選択状態のままでも撮影できる点です。位置を合わせたら即、撮影に入れるのは便利です。
なお、電源投入時はAF位置は毎回中央に戻るので、いちいちボタンを押して直さなくても、電源を一旦オフにするだけで戻すことができるのです。
・広視野角2.5型TFT液晶モニタ、約23万画素(S5,S8)、3.0型TFT液晶モニタ、約23万画素(S6,S7,S7c)
→ 広視野角2.5型TFT液晶モニタ、約23万画素(52mm×38mm)は撮影時のスルー画像も精細でピントの山がわかりやすいです。
S6,S7,S7cは一回り大きな広視野角3.0型TFT液晶モニタ、約23万画素(62mm×46mmmm)。一度店頭でご覧ください、きっと欲しくなりますよ。

・電子式手ブレ補正(S8,S7)
→ デジスコの場合は効果は期待できないが、日常使用ではあると便利な機能です。
[短所]
・電池の持ちがイマイチ(約210コマ)
→ FSB-5が構造的に電池交換の際にはカメラを外す必要があるので、不便に感じると思います。
カタログスペックでは約210コマですが、デジスコではストロボを使わないので、実際にはこの倍近くの枚数を撮影できる場合もあります。
バッテリーは安価な互換品も市販されています。私はたまたま手持ちのP1とバッテリーが共通で追加購入の必要がありませんでした。
・露出補正がメニュー内にある
→ 前述のとおり、メニューも最後に操作した項目を覚えているので、「メニュー」→「OK」→「上下」で補正に入れるのでストレスは少ないです。
他のメニュー内にある機種だと「メニュー」→クリック数回→「露出補正」→「OK」→「上下」という操作になります。この操作性の差は大きいです。
なお、抜ける時は「OK」→「メニュー」を押します。慣れないとメニューボタンを押すところをまた「OK」を押してしまいイラつくことがあります。
・撮影情報が表示できない
→シャッター速度、露出値が撮影時、再生時ともに確認できない。フルオートゆえ割り切りが必要です。
ちなみに2.2コマ/秒の連写モードにしておいた場合、連写速度の低下で著しいスローシャッターかどうかは体感でわかります。
短所はありますが、実用上は致命的なものではないと思えました。いえ、むしろ操作性が気に入ってしまったので、S5の購入に踏み切った次第です。
ちなみに在庫処分のためか某カメラ量販店で22,800円でした。
FSB-5を入手するまで、最初に適当なリングに両面テープで貼り付けて実験してみました。(08/30)
広角端ではケラレがあるものの、そこそこ使えそうな感触を持ちました。

次に、MDF(中質繊維板)を材料にアダプターを自作しました。(09/03)
TurboAdapter 19/28XWDAに最適化して製作しましたが、広角端でのケラレは消せませんでした。しかし、このケラレはFSB-5でも同様に発生することからデジタルカメラの個体差の可能性が高いです・・・ってことはこのS5はハズレ!?
いずれにせよこのアダプターはカプラー、固定ネジ込みでわずか75g!S5との組み合わせで235g、FSB-5が単体で235gと同じ重量に収まりました。ほぼS5の重量分を軽量化できています。
しかし、S6に乗り換えてしまったのでお蔵入りです。

そして、発売日に「でじすこや」さんでデジタルカメラアダプターFSB-5を入手しました。


背面には遮光のためのゴムのひだがついています。
左下の突起を回すことで使用するカメラの横幅を調整します。(1:S6,S7,S7c、3:S5,S8、4:S1,S3)
中央のネジがカメラ固定ネジ、右下はカメラ取り付け座の固定ネジ。電池やメモリカードを交換する場合はカメラを外す必要があります。
また、側面のひだはS6,S7cの幅に合わせているので、S5,S8では隙間が出来てしまいます。

アダプター自身は235gとちょっと重め、S5を装着した状態で390gです。
気になるアイピースとの相性を調べてみました → テストチャート

ED50とTurboAdapter 13/20XWFAはケラレが大きくて相性がいまひとつ。お勧めできません。
お勧めはTurboAdapter 19/28XWDAです。今回は試していませんがニコン16/24XWDS、27/40XWDSも倍率的には使いやすそうです。
なお、ニコン16/24XWDS、TurboAdapter 20/30XWFAはクリアランス調整用のブラケットリングFSBR-5を使用します。
TurboAdapter 20/30XWFAはネジのはまる凹溝の幅が狭く、固定ネジが溝にはまりません。このため、ちょっとショックを与えると簡単に外れてしまいますので要注意!お勧めできません。ちょっとケラレが増えますがFSBR-5を使用しないほうがいいでしょう。
その点、ニコン16/24XWDSは凹溝の幅が広いため外れる心配はありません。初心者が最初に購入するならこのアイピースをお勧めします。

もちろん、FSB-5は各種TurboAdapterでも使用可能です。
ここではビクセンジオマシリーズ用GLH20WIDEとTurboAdapter G1の組み合わせを試してみました。
→ テストチャート
FSB-5はこれまでのFSB-1などのアダプターと比べると「大きく、重い」というイメージがあります。確かに正面から見ると一回り以上大きく、100g程度重いのは事実ですが、その大きさはCDケースと同等です。
重量、厚さを考えると、携帯型CDプレーヤーとCDを何枚か携帯するのと同等?でしょうか。厚み自体は約4cm、ほぼ四角い箱状なので、カバンやコートのポケットに収納する際も、意外にかさばりません。
この点はFSB-5の長所と思います。


上の写真でもわかりますが、FSB-5は汎用性を持たせるため遮光用ゴムが一番大きいS6,S7cの横幅に合わせてあります。
このためS5,S7,S8では隙間が生じ、後方からの光が光学系に差し込む可能性があります。
対策として、遮光用ゴムに厚さ0.5mmのゴムシートを貼ってみました。



FSB-5とCOOLPIX Sシリーズの組み合わせはフルオートであること、屈折光学系のレンズシステムの暗さなど、作品を追求するシステムではないかもしれません。
しかし、普段も気軽に持ち歩けるスタイリッシュでスリムなデジタルカメラがそのまま使えるという点はこれまでになかった製品だと思います。
私がお勧めするシステムは以下のとおりです。
基本入門仕様
・ニコンED-V
・ニコン24XWDS
・ニコンFSB-5
・ニコンCOOLPIX S5、またはS8。予算が許せばS7
・三脚+雲台:ベルボンSherpa 538(FHD-51Q付き、アルミ製)、予算が許せばEl
Carmagne 538(FHD-51Q付き、カーボン製) + ロングプレート
軽量モバイル志向
・ニコンED50
・ニコン16/24XWDS(常用)、または27/40XWDS(アップ用)
・ニコンFSB-5
・ニコンCOOLPIX S5、またはS8。予算が許せばS7
・雲台:ベルボンFHD-41Q+ロングプレート
・三脚:ベルボンULTRA LUX iF
とにかく安く!志向
・ビクセン ジオマ52S(ノーマルレンズ)
・ビクセン GLH20WIDE
・デジスコドットコム TurboAdapter G1
・ニコンFSB-5
・ニコンCOOLPIX S5(在庫限りを狙え!)
・雲台:ベルボンFHD-41Q+ロングプレート
・三脚:ベルボンULTRA LUX iF